双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

するとハッとした表情で私を見る。

「なんだ……お前か……」

「すみません。心配で追いかけてしまいました」

そんな姿を見られたくなかったのだろう。
ズキッと胸が痛んだ。

するとアハハッと笑う社長。

えっ……?

「お前が、そんな心配そうにする必要はない。
あれぐらいのこと大したことはない。
これから巻き返せばいいだけだ!」

いつものように
強気な態度を見せていた。

この表情は無理している。
それは、私でも分かった。

「無理をなさらないで下さい。
本当は、悔しいんですよね!?その商品を
売りたかったはずです」

「はぁっ?無理なんかしていない」

ムキになる社長。

< 100 / 373 >

この作品をシェア

pagetop