双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「し、仕方がないじゃないですか!?
お肉とかあまり食べられないんですから」

食費を浮かすために
ヘルシーな料理ばかり食べている。

本当は、お母さんのために
もっと栄養がある物を
食べさせてあげたいのだが……。

「さすが貧乏人……」

「貧乏人って言わないで下さい!!」

ムスッと頬を膨らませると
社長は、クスクスと笑いだした。

あ、ワザだ……?

私が泣いているから、ワザとからかうふりをして
和ませようとしてくれている。

根拠はないけど……そう思えた。

「ったく、仕方がねぇーな。今度もっと
スタミナが出る料理を食わしてやる。何がいい?
やっぱり肉か?」

「……肉がいい……です」

それでもからかうのは、恥ずかしくなる。
気にしているところだし。

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