双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
母の病気。
「あの……お昼頃に副社長から
来るようにと指示があったのですが
行ってもいいでしょうか?」
私は、市原さんに尋ねた。
「朔夜副社長からですか!?
は、はい。ぜひそちらを優先して下さい。
副社長は、会社にとって
なくてはならない存在です。
あの人の機嫌で株が大きく左右させられることも
多いぐらいですから」
そう言って行くことを許してくれた。
副社長の機嫌で株が左右するって
どれだけ影響力の強い人なの!?
でも……それぐらい影響力のある副社長なら
もしかしたらお金を貸してくれるかも。
ゴクンっと唾を呑み込んだ。
すると市原さんが
「もうすぐ社長が来る頃ですね。
私が出迎えて来ますのであなたは、そのまま
仕事を始めておいて下さい」
「は、はい。分かりました」
慌てて返事をする。
市原さんが社長を迎えに行っている間。
私は、デスクにあるパソコンで仕事を始めた。