双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
社長は、また私に気を遣い
こんな素敵な服を用意してくれたのに
私は、そんな社長を余所に
副社長からお金を借りようとしている。
とんだ非常識な人間だろうか。
しゅんと落ち込みながらメイクを落とすと
社長室に戻った。
「今……戻りました」
「遅い。いつまで着替えに時間を使っているんだ!?
終わったら、こっちに来い」
そんな私の気持ちを知らずに
社長は、怒鳴ってくる。
「す、すみません」
慌てて社長のところに行くと無理やり
椅子に座らせられた。
すると社長は、徐に私の顔にメイクをしてきた。
えぇっ!?
「じっとしていろ。
動くとメイクが出来ないだろーが」
社長は、手慣れた手つきでメイクをしていく。
その化粧ボックスは、自前なのだろうか?
それとも恋人の……?