双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
男の社長が化粧なんてするわけがないし。
ズキッと胸が痛んだ。
なのに気にすることもなくメイクを仕上げてくれた。
嘘っ……上手い。
手鏡で顔を見るが、手早いだけではなく
バッチリと綺麗に仕上げてくれた。
慣れている!?
すると今度は、髪をいじりだす。
こちらも馴れた感じだ。
「あの……こういうの慣れているんですか?」
恋人とかにやってあげているのだろうか?
「あぁ……まぁな。叩き込まれた」
えっ?叩き込まれた……?
誰に……??
「ほら、出来たぞ。
お前は、きちんとした格好をすれば
なかなかの素材になるんだから、もっと
身だしなみに気を遣え」
ドクンッと心臓が大きく高鳴る。