双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

えっ……?

バスタオルを取ると
社長は、背中を向いていた。

「社長……?」

「早くそれを巻け。
俺は、そのまま行ってやるから」

「は、はい。」

泣きながらもバスタオルを巻いた。
その間に社長は、浴室から出て行ってしまった。

もしかして気遣ってくれたの……?
私が嫌がらないように。

着替えると社長にお礼を言うため
リビングに行った。

「あの……さっきは、ありがとうございました」

「もう大丈夫か?」

お礼を言うと社長は、
そう言って心配してくれた。

「は、はい……」

本当は、まだ涙が出て仕方がない。
だって、恥ずかさやいろんな気持ちが混ざり
ぐちゃぐちゃだ。

すると明日の下ごしらえをしていた
社長の手が止まった。

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