双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
2人の関係に戸惑うばかりだった。
何とか朝食を済せたが
社長の機嫌が悪い悪い。
叱られるのが怖くてビクビクしながら
洗面所に向かった。
歯磨きをしながら鏡を見ると
微かに泣いた痕があった。
ハァッとため息を吐いていると
ガチャッと副社長が入ってきた。
ビクッ!!
私は、慌てて振り返った。
「何だ……居たのか。俺は、歯磨きを
したかっただけなんだけど。
自意識過剰なんじゃない?」
「す、すみません……」
だって副社長と2人きりになっても
いい印象がない。
副社長は、隣に来ると歯磨き粉をつける。
私は、早く出るために慌てて口をゆすいだ。
「そういえば、昨日の夜
お前……部屋を覗いただろ?
響夜の部屋」
副社長の突然の一言に
思わず吹き出してしまった。