双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「また、どうしてですか?」

「朔夜副社長の食に対するこだわりが凄いからです。
それは、心を許せる相手も同じです。
海外に出張に行く日なんて毎回大変です。
1人にしておけないから朔夜副社長を説得して
一緒に来てもらうぐらいですから」

市原さんの言葉に驚かされた。

そんなに大切な存在なら何故わざわざ
怒らすのだろうか?

「じゃあ、社長と副社長との関係は、
普通ではないですよね?」

「それは、私にも分かりません。
ただあの2人の絆は、他の方が入り込めないほど
深いのは、確かです」

そう言った市原さんの表情は、暗かった。

市原さん……?

すると社長が出てきた。

「おい、市原。ちょっと来てくれ」

「はい。ただ今行きます。では……」

そう言うと行ってしまった。

ますます2人の関係が分からなくなってきた。
余計にモヤモヤしてしまった。

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