双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

ハァッとため息を吐いた。

いけない。また、社長と副社長の顔を
浮かんでしまったわ。
今は、お母さんの事だけ考えよう。

黒王総合病院に入ると
受付で病棟を聞いて私は、お母さんの居る
病室に向かった。

どうやら個室らしい。

ノックをすると返事をしてくれたので
私は、ドアを開ける。

「お母さん、具合の様子はどう?えっ!?」

お母さんの病室が
あちらこちらに綺麗な花束が置いてあった。
私の買った花束が霞むぐらいに。

「萌。来てくれたのね。嬉しいわ。
具合の方は、皆さんが色々と親切にしてくれて
だいぶ調子が良くなったのよ」

お母さんは、にこやかに言った。

本当だ。入院の時と比べたら
顔色も良くなっている。

家だとろくな料理を食べさせてあげられないから

「ねぇ、それよりあなたの会社の社長さんは、
とても親切な方ね。
個室にしてくれて入院費まで
面倒みて下さっただけではなくて
こんなに花束を贈って下さったのよ」

社長が……!?

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