双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「えっ?あ、大丈夫。
別に元気だし普段と同じよ!」

ニコッと笑ってみせた。

いけない。つい社長と副社長のことを考えて 
沈んでしまった。

お母さんが心配するから気を付けないと

「本当に?萌は、真面目で頑張り屋だけど
1人で抱え込むところがあるから心配だわ。
何かあったら言うのよ?
相談ぐらいなら乗れるから」

「だ、大丈夫よ。あれぐらい」

「あれぐらい……?」

あ、いけない。
口に出すとボロが出てしまう。

「お母さん。何か喉が渇かない?
売店で何か買ってくるわね」

私は、慌てて誤魔化すように病室から出た。

出ると深いため息を吐いた。

ハァッ……危ない。

さすがに、これは
お母さんに相談が出来ないし。

普通の恋愛話とかなら出来るけど
副社長のことは、さすがに言いにくい。

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