双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

社長は、副社長を睨み付けた。

「はぁっ!?誰が頭が軽いだと?
萌が酷い目に遭ってんだぞ。見逃せってのか?」

「そうではない。
その件は、俺に任せておけって言っている。
特定出来ない奴を無闇に捜しても見つからない。
だが俺なら割り出せる」

「見つけ次第に制裁を加える。
お前は、アホな事を考えずに萌の傷を癒せばいい」

それだけ言うと
リビングから出て行ってしまった。

副社長……!?

彼の言葉に驚いた。

「あ、おい!?
何だんだ……アイツは……?」

意味が分からないと眉を寄せる社長だった。

見つけ次第に制裁を加えるって
どうする気だろうか?

しかも副社長が私のために
あんな事をしてくれるなんて彼の思惑が
よく分からなかった。

「あ、そうだ。萌。
夕食を温め直してやるから食べるぞ」

「は、はい……」

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