双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
しかし副社長の目は、何処か冷めきって
生気がないように見えた。
まるで自分がどうなってもいいようにも聞こえる。
諦めている目だった。
「副社長……?」
何だか胸がギュッと締め付けられそうになる。
「……そんな事は、どうでもいい。
俺は、お前に危害を加えようとした変質者を
捜すのに忙しい。
メシは、そこに置いておけ」
キーボードを打ちながら副社長は、
そう言ってきた。
「どうしてそこまでして
犯人を見つけようとしてくれるんですか?」
一番めんどくさそうにすると思っていたから
なおさら驚いた。
すると私を見るなり
「お前は、俺のものだ。
俺以外の奴が触れるなんて許さない」
冷たい表情で言ってくる。
それって……どういう意味?
「あの……それって……」