双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「えっ……?」

私は、驚いて社長を見た。

よそった茶碗を私に差し出しながら

「アイツは、俺のモノに対して
興味を示しているだけだ。
どーせ飽きたら捨てられる。
アイツの魂胆は、俺にも分からない。
お前を採用すると決めたのは、朔夜だしな」

えっ……?

じゃあ、私がこの会社に採用してもらえたのは、
全て副社長のお陰なの!?

「何で……また私を?」

あんなに優れた逸材は、たくさん居たのに。

「それは、俺にも分からない。
ただアイツは、俺を苦しむ顔がみたいだけなんだ。
今もお前に対する態度に朔夜に怒ったら
アイツは、笑ってやがった。イカれている」

そう言った社長の表情は、辛そうだった。

社長……?

「だが……俺は……」

何かを言いかけるが止めてしまう。

< 207 / 373 >

この作品をシェア

pagetop