双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
社長は、上着を脱ぎ捨てるとベッドに座る。
「萌。俺は、あの時にお前の気持ちに
応えられないと言ったがあれは、取り消してくれ」
「えっ……?いいんですか?」
社長の言葉に驚いてしまう。
「あぁ、あの時は……そう言ったが
本心ではない。
あれは、朔夜からお前を遠ざけるために言ったんだ。
アイツは……俺のモノに興味を示すからな。
俺の気持ちがないと分かれば
離れると思ったからだ」
その言葉を聞いたとき胸がズキッと痛んだ。
副社長が言っていた言葉と
まったく同じだったから。
副社長は、本当に社長のことを
よく理解している。
「でも、今になったらそんなの意味が無かった。
アイツは、結局自分の事しか考えていない。
それに……俺は、お前の気持ちが素直に嬉しかった」
「朔夜に盗られそうになった時は、
本気でムカついた。
それが今の俺の素直な気持ちだ!
勝手な事を言っていると分かっている。
嫌なら断ってくれ」」
真っ直ぐと私を見て言ってくれた。
涙が溢れそうだった。
「嫌ではありません。
私は……社長と一緒なら何処でもいいです。
今でも好きです」