双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
「響夜は、基本いい奴だし面倒みのいい奴だが
朔夜が絡むと別だ。朔夜もそうだ。
響夜に絡むと見境ない。
萌ちゃんもそれを覚悟の上で付き合った方がいい。
自分が傷つかないためにも……」
黒王先生の言葉は、私の胸に突き刺さった。
私は、頭の中が真っ白になった。
副社長には、大きな傷がある。
それは、理解が出来た。
その上で社長は、私を選ぼうとしてくれた。
でも……私は、
大きな勘違いをしているのかもしれない。
社長は、副社長から離れることが出来ない。
この2人にある絆に
私は、どうやって接したらいいの?
「トラウマを治す方法はないのでしょうか?」
「難しいだろうね。トラウマになるもとを
克服する必要性がある。そのためには、
精神的苦痛に耐えて意識を変えないとならない」
そんな……。
私は、何も言えないまま1人で
泊まっていたホテルに戻った。