双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

『実は、あれからアイツの行動で気づかされた。
朔夜は、お前が居候した時も
寝れていなかったんだ!』

えっ……?

「で、でも社長と一緒に……」

だがすぐにハッとする。

副社長は、私が覗いていたことを知っていた。
つまり起きていたことになる。

すると社長は、ため息を吐きながら

『俺もそう思っていた。
だが、よくよく考えたらあんな急に
他人が居る前で寝れるようになるわけがねぇ。
萌のお陰でトラウマが克服したと思ったが……』

「あれは、俺と萌に嫌がらせをするためだけに
家に入れたり寝たふりをしていただけだ。
アイツは、それぐらいの事を平気でやる奴だ。
例え自分が寝不足になろうが……』

社長の言葉を聞いてズキッと胸が痛んだ。

確かに……副社長ならやりそうだ。
今までの態度からして

どうして、そこまでして
私と社長に嫌がらせをするの……?

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