双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

自分だって社長に対して
散々振り回して迷惑ばかりかけているのに。

「俺は、いいんだよ!
兄弟なんだから」

「兄弟だから何をしてもいいとは思いません」

何よ……自分ばかり。

何だか気持ちがモヤモヤする。
副社長に対して嫉妬をしているのかも知れない。

「だったら俺から奪い取ればいいだろう!?」

「えっ……?」

「本気で好きなら、俺から響夜を
奪い取るぐらいしろよ。
そうすれば、1番になれるかもしれないぜ?
まぁ、逃げているお前では、
一生無理かもしれないが」

不敵に笑う副社長に腹が立ってきた。

「わ、私は、負けませんから!!
絶対に奪い返します」

思わずそう宣言してしまった。

ハッとして手で口を塞いだが
もう遅い。

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