双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
すると副社長は、フッと笑った。
「そうか……それは、見物だな」
立ち上がるとそのまま
部屋から出て行こうとした。
「副社長!?」
私は、慌てて呼んだが
出て行ってしまった。
しばらく唖然としていた。
一体何をしに来たのだろうか?
でも、副社長に啖呵を切ったら
妙にスッキリした自分がいた。
ずっとモヤモヤしていたのが取れたような……。
もしかして副社長は、
私がモヤモヤして、社長を避けているから
あえて私を挑発してきたのだろうか?
ちゃんと前を向けるように……いや。
ただの考え過ぎかしら?
考えながら副社長室から出ると
社長と市原さんにぶつかりそうになった。