双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「萌。どうしてここから……?」

ヤバい……さっきまで
副社長に会っていた事がバレてしまう。

「あの、お帰りなさいませ。
ちょっと副社長室に必要な資料がありまして。
し、失礼します」

慌てて頭を下げると行こうとした。

だが、すぐに社長に腕を掴まれて
防止されてしまう。

「待て。何で避けるんだ!?」

無理やり私を振り向かせる。

み、見ないで……。

「お前……さっきまで泣いていたのか?
泣いた痕があるぞ?」

慌てて目線を逸らした。

社長と顔を合わせづらい。

「な、なんでもありません」

「何でもない訳がないだろう!?
泣いておいて。一体何があったんだ?」

問いただそうとする社長。

< 261 / 373 >

この作品をシェア

pagetop