双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

えっ……?

「あの……何かあったのか聞かないのですか!?」

いや、聞かれたら困るけど
聞かないのは……それは、それで怖い。

すると社長は、背中を向けたまま

「聞いてどうするんだ?
それに……聞きたくもない。
お前らが何を話していたのか」

冷たい声で言ってくる。

怒っている……。

顔が見えないけど雰囲気で分かる。
私が副社長とコソコソと会っていると
誤解をされた。

「ち、違います。
今回は、たまたまお見えになられましたが
私は、副社長と密会なんてしません!!」

私は、必死に誤解を解こうと言った。

ピタッと社長の動きが止まった。

「……そうか。萌。後で話がある。
仕事にキリがついたら社長室に来い」

チラッと私を見ると言うだけ言って
行ってしまった。

呆れたような表情だった。
もしかしたら別れ話かもしれない。

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