双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

本当に頂いていいのだろうか?

「うん。よく似合う。
このデザインなら普段つけていても
ほとんど違和感ないだろう。
気にするな。俺があげたくてあげているだけだ」

そう言ってくれた。

「でも……」

副社長の事を思い出すと
胸が締め付けられそうだった。

罪悪感を抱いている私に社長は、
「……朔夜の事が気になるのか?」と聞いてきた。

えっ!?

なのに胸がズキッと痛んだ。

そんな私に社長は、ため息を吐くと

「萌。お前がどう拒もうと……アイツ。朔夜は、
お前に必ずちょっかいをかけてくる。
心変わりさせるために……」

「私は、心変わりなんてしません!!」

社長の一言にカッとなり言い返した。

そんなはずはない。 
副社長には、散々酷い目に遭っているのだ。
嫌う事があっても好きになる事なんてない。

するとフッと切なそうに笑う社長。

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