双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「そうか……お前には、寂しい思いを
させていたんだな。昔と同じだ。
不甲斐ない俺で悪い」

社長が自ら謝ってきた。

私は、彼を見つめる。

「俺は、今回は……譲る気も手離す気もない。
朔夜には、自立させるようにする。
萌は、必ず俺が守る!!」

真っ直ぐと私を見て言ってくれた。

その言葉は……真っ白で純粋そのものだった。

嬉しい。凄く嬉しいはずなのに
奥底にある感情は……私には、眩しかった。

罪悪感と違う感情が疼く。

そんな私に社長は、kissをしてくれる。

温かく甘いkissだった。

するとノックの音が聞こえてきた。

「社長。そろそろ会議のお時間です」

市原さんの声だった。

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