双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

切なそうに話す社長。

まただ。この2人には、何かある。
見えない壁と絆がある。

胸がズキッと痛んだ。

「…………。」

社長……。
もっと抱き締めて欲しくなる。

だからお願い……ずっとそばに居てほしい。
そう願うばかりだった。

お昼は、副社長のところに行かなかった。

あの後だから会いたくなかったのと
これ以上2人きりになりたくなかったから。

知ってか、知らずが副社長からの
要求や脅しは、来なかった。

ホッと胸を撫で下ろす。
しかし問題は、夜だ。

社長から誘ってくれたとはいえ
副社長に会いにくい……。

社長と一緒に車に乗り込み自宅に向かった。

「……。」

車の中は、無言のままだ。

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