双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
当たり前だけど……お姉様は、副社長の
トラウマの事を知っているのね?
知らないのは、私だけ。
どうしてか、この事が気になりモヤっとした。
結局、社長の愛車で送ってもらうことに。
夜道を走りながら黙っていると社長から
声をかけてくれた。
「姉貴が悪かったな。騒がしくて」
「あ、いえ……とてもパワフルなお姉様で
少し驚きましたが、素敵な方ですね」
「そうか?傲慢でうるさいだけだぞ。
あの人には、昔から振り回されっぱなしだった」
社長は、思い出すように
ため息を吐いた。
きっと苦労したに違いない。
夕食を食べている時や行動からしても
社長を顎で使っていた。
ある意味……副社長に似たところがある。
「昔からどんなお姉様だったんですか?
私には、2人を可愛がっているようにも
見えましたが?」
やや強引でもあったが……。