双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「どうなされたんですか?」

「どうやらまた、姉貴が朔夜の部屋のドアで
騒いでいるらしい。
あまりうるさいから、朔夜が半ギレになっている。
早く帰らないと……いろんな意味でヤバい」

「萌。悪いな。今日は、お前に構っている暇がない。
また改めてお邪魔させてもらう」

社長は、私を見てそう言ってくれた。

ちゃんと私の話を聞いてくれたんだ……。

「はい。お待ちしています」

狭くて汚い部屋だけど嬉しくなる。

笑顔を見せるとチュッとkissをしてくれた。
何だか温かい気持ちになる。

車を見送りながら
軽い足取りで自宅のアパートに帰った。

しかしその時は、怪しい影が見ていたことに
私は、知るよしもなかった。

翌日。
会社に行くといつもの通りに仕事をしながら
社長が来るのを待った。

数十分後。
社長が出勤して来たのだが、その姿に驚かされた。

「しゃ、社長。
何で姪っ子さんと一緒なんですか!?」

姪っ子の瑠姫ちゃんを抱っこしながら
出勤してきた。

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