双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「姉貴の奴。買い物に行きたいからって
瑠姫の子守りを俺らにおしつけやがったんだ。
朔夜に断られ仕方がなく連れて来た」

ため息混じりに言う。

「それは、また……お疲れ様です」

社長が気の毒に思えてきた。

「しかし弱った。
さすがに赤ん坊の瑠姫を連れて会議に出られないし
仕事に支障が出るな」

確かにそうだ。
さすがに赤ちゃんを連れて会議に出るのは、
心配だわ。

途中で泣かれたりしたら

そう思っていたら
瑠姫ちゃんが泣き出してしまう。

「そろそろミルクの時間か。
おい、萌。俺がミルクを作ってくるから
少しの間に面倒を見てくれ」

「は、はい。分かりました」

私は、慌てて返事する。

社長が給湯室でミルクを作っている間
私は、瑠姫ちゃんをあやした。

瑠姫ちゃんは、お姉様に似ていて
とても小さくて可愛らしい。

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