双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「ふぎゃああっ……」

「よしよし。泣かないで」

だが子育て経験のない私は、どうやって
あやしたらいいか分からず戸惑ってしまう。

しばらくして社長がミルクを作って戻ってきた。
そして慣れた手つきで
哺乳瓶のミルクを飲ましていた。

「うわぁ~社長。手慣れていらっしゃいますね?」

まるで子育て経験があるみたいだ。

「あぁ姉貴の上の子供。
久遠の面倒を見させられたからな。
大学生の頃に……」

えっ?そうだったの!?

「大学生の頃……ですか?」

「大変だったぞ。よりにもよって
今日みたいに大切な講義がある時に言うから
仕方がなく大学に連れて行ったら
周りに妻子持ちだとか色々と噂されるし散々だった」

社長は、ハァッとため息を吐いた。

大学の頃から苦労しているんだなぁ……。

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