双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

なんだ……あんな優しい笑い方も出来るんだ?

笑い方が社長にそっくりで
心臓がドキドキと高鳴って止まらない。

「しかし、小さいな。お前は……。
こんな小さな手や身体をしていて
よく生きていられるものだ?
この腕なんて簡単にへし折れる」

そう言った瞬間。
ニヤリと不敵の笑みをこぼした。

ふ、副社長!!
笑い方が極悪に戻ってますよ!?

あの優しい微笑みが嘘のようになっていた。

あれは、幻だったのだろうか?

ボーと見ていると

「おい、それより出来たミルクを貸せ
俺が飲ましてやる」

「あ、はい。どうぞ」

私は、慌てて
哺乳瓶に入ったミルクを渡した。

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