双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

すると副社長は、
無言で、その哺乳瓶を見つめる。

あれ?どうしたのだろうか?

瑠姫ちゃんをソファーに寝かす副社長。
そしてミルクを指に垂らすとペロッと舐めた。

味見……?

だがその瞬間。

哺乳瓶の蓋を開けて私にミルクをかけてきた。

「キャアッ!?熱っ!!」

驚きと熱さで悲鳴を上げた。

服や顔がミルクでベタベタになってしまった。

「な、何をするんですか!?」

「お前、何を考えているんだ!?
こんな熱いのを瑠姫に飲ませる気か?」

副社長は、激怒した。

その意味は、すぐに分かった。
私は、ボーと副社長に気を取られてミルクを
冷まさずに熱いまま差し出してしまったのだ。

危うく瑠姫ちゃんに火傷をさせるところだった。

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