双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

するとクスッと笑うお姉様。

「あなたは、素直ね。だからかしら?
朔夜があなたに少しずつでも
心を開こうとしているのは……」

副社長が……私に?

確かに他の人と違っているらしい。
でも、あれは……心を開いているってより
ただ弱味を握られているだけだとも言える。

するとお姉様は、

「まず……トラウマを話す前に私達のお母様のことを
話さないといけないわね。
お母様があの2人が幼い頃に亡くなったのは、
聞いているかしら?」

「は、はい。
社長からチラリと聞きました。と言っても
優しい人だったとか副社長が1番懐いていたとか
それくらいですが……」

社長と副社長の母親の事も気になる。

私の母に似ているらしいけど……?

「それぐらい知ってるなら十分よ!
亡くなったのは、私が18歳で響夜と朔夜が
10歳の頃よ」

少しずつ語りだすお姉様。

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