双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
「社長……!?」
「なに人のせいにしてんだよ!?
お前がスパイとして会社に来たのは、事実なんだろ?
その上、萌までこんな目に遭わせて自分が
恥ずかしくないのか!?」
社長は、説教する。
しかし副社長は、
「響夜。説教をするだけ無駄だぞ。
コイツは、スパイとして他の会社にもいくつか
潜り込んだ事があるスパイのプロだぞ。
そんな奴が恥もクソもあるかよ!」
呆れたように笑う。
「お前も少しは、反省しろ!?
大体動機がなんだよ?会社が退屈だの
俺の悔しい顔が見たいだの。そんな理由が通るか」
社長は、副社長に対しても激怒していた。
怒鳴るのも同然だろう。
信用していた2人から裏切られたのだから
しかし副社長は、しれっと
「十分の動機だろう。
香月財閥は、大きくなり過ぎた。
お陰で逆らう奴もいない。
張り合うにも弱い奴らばかりで退屈な日々だ。
だから刺激を入れてやろうとしたまでだ。
外が無理なら内側の奴を利用してな。
そのお陰で社員達もピリピリしていい刺激に
なっただろう?」
不敵な笑みをこぼしながら言ってくる。