双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「待っていろ。今救急車を呼んでやるから」

社長は、慌ててポケットからスマホを
取り出そうとする。

しかし副社長は、その腕を掴み防止してきた。

「やめろ。自分の尻拭いは、自分でやる」

そう言ってくるではないか。

「何を言っているんだ!?
そのままだと死ぬぞ……お前……」

「そうですよ!?
早く救急車を呼んで手当てをしましょう」

私も涙を流しながら訴えた。

しかし副社長は、
その腕を離そうとしない。

それどころか、嬉しそうに微笑んだ。

「……死ぬのは、別に怖くない。
むしろ……やっと……母様のところに逝ける」

な、何を言っているの!?

「なに馬鹿な事を言ってんだよ!?朔夜。
母様のところに逝けるって…死ぬ気かよ!?」

社長は、それに対して怒った。

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