双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
やっぱり甘えだがり屋なのだろうか……?
普段は、冷淡と言うか
冷たい印象が強い副社長。
でも、墓参りで見た印象は、お母様や
あの時の言葉は、
愛されたかったように見えた。
社長もあんなに必死に守ろうとしていた。
「副社長さんは、お兄さんである社長さんに
度々ちょっかいをかけるのは、
快楽もあるでしょうけど
かまってほしいのもあるのではないかしら。
愛情を求めているからこそ
本心かどうか確かめたくなるのでしょうね」
社長にかまってほしい……?
本心かどうか確かめたくなるとは、
どうして?
「それってどうしてなの?」
意味が分からない。
「フフッ……困らすのが大好きな副社長さんは、
社長さんを困らすのが楽しくて仕方がないの。
でも、社長さんも色々と忙しい人だとなかなか自分を
見てくれない。対照的な人なら
羨ましくもあるから余計に腹が立つのでしょう」
「依存とでも言うのかしら?
とにかく深い傷もあるから無意識でも社長さんを
追い求めている部分があると思うのよ。
守るべき者。でも困らしたい。
その愛情に疑ってしまう自分も居るから
真実を追求させたい。
不器用な人だから、それを上手く表現が出来なくて
歪んだ方に行っちゃうんじゃないかしら」
それをお母さんから聞いたとき
何とも複雑な感情表現なんだと思った。