双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

「お前……意外と質問が多いな」

「す、すみません。
気になるとつい……」

どうも気になると質問をしたくて仕方がない。
注意をされてしまった。

すると社長は、ため息を吐きながら

「俺も朔夜も家政婦を信用していないからだ。
特に朔夜は、神経質だからな。
家に信用が出来ない奴が居たら落ち着かない」

「一通りの事は、俺の方がやれるし
朔夜は、俺が作った食べ物以外は、口をつけない。
つまり雇うだけ無駄だってことだ!」

キッパリと言い切った。

なるほど。
確かにその理由なら雇う必要もない。

でも仕事をしながら
家事するには、大変ではないのかしら?

「忙しいと家事をするには、
大変ではないですか?
掃除ぐらいなら業者にでも頼んでも……?」

「馬鹿言え。そんな事をしたら気が散って
朔夜の仕事に影響するだろ!?
心配しなくても勤務時間までに仕事を終わらすように
調整して家事を完璧にやっている。
あまり遅いと朔夜がお腹を空かしてうるさいからな」

それを聞いていて思ったのは、
とにかく面倒みがいいと言うか……優しい。

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