双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)

何やかんやと言いながらも
ちゃんと副社長が仕事をしやすいようにしたり
気遣ってあげている。

会社の俺様なやり方と違って……。

これが本来の社長の姿なのだろう。

心臓がドキドキしてうるさかった。

飲み終わる頃には、夕食の下ごしらえが
終わったみたいで容器に
しょうが焼きの肉を詰めていた。

そして蓋をするとクーラーバッグに入れて
私に差し出した。

えっ……?

「お前の家は、母子家庭で2人だったな?
ほら、しょうが焼きの肉とサラダを入れておいたから
会社の冷蔵庫に入れて帰ったら焼いて食べろ」

そして親切だった。

「あの……いいんですか?」

思わぬお土産を貰ってしまった。

「嫌なら返せ」

「あ、いえ。ありがとうございます。
有りがたく頂きます」

慌ててバッグを受け取った。

< 95 / 373 >

この作品をシェア

pagetop