双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)
何やかんやと言いながらも
ちゃんと副社長が仕事をしやすいようにしたり
気遣ってあげている。
会社の俺様なやり方と違って……。
これが本来の社長の姿なのだろう。
心臓がドキドキしてうるさかった。
飲み終わる頃には、夕食の下ごしらえが
終わったみたいで容器に
しょうが焼きの肉を詰めていた。
そして蓋をするとクーラーバッグに入れて
私に差し出した。
えっ……?
「お前の家は、母子家庭で2人だったな?
ほら、しょうが焼きの肉とサラダを入れておいたから
会社の冷蔵庫に入れて帰ったら焼いて食べろ」
そして親切だった。
「あの……いいんですか?」
思わぬお土産を貰ってしまった。
「嫌なら返せ」
「あ、いえ。ありがとうございます。
有りがたく頂きます」
慌ててバッグを受け取った。