晴空のようなあなたに恋をした


スマホの周りにみんな集まって耳を澄ました。






『…大切な仲間がいる人に限ってその仲間に頼ろうとしない。だいたい、迷惑をかけたくない…とか、頼っても見捨てられたら…とか思って頼れない人がいる』






あ、音の声だ。





音の言葉にびっくりする。






普段こんなこと言わないようなバカでアホな奴だから。









俺らは知らず知らずのうちに、真剣に聞き入る。





『怖いと思うことは間違いじゃない。でも、その怖さを乗り越えたら自分に自信がつくよ』






怖いと思うこと…か、。





色々抱えてる奴は耀だけじゃない。









ここにいる奴、下でバカやってる不良たち、








抱えてるからここにいる。








でも俺は抱えてなきゃ、こんな良い仲間と会えなかったと思うと…、




俺も色々あって良かったなと思ったり、思わなかったりすんだよな。


< 113 / 171 >

この作品をシェア

pagetop