晴空のようなあなたに恋をした
「…よし決めた。良いだろう弟子にしてやる」
晴に止められ、しばらく苛立った様子の総長さんだったがなにを思ったのか急に私の前に来て言った。
「マジですかっ!」
うっひょ〜!これで毎日晴とラブラブ不良ライフを過ごせる!!
「はあ?なに考えてんの??朔」
説明しろと総長さんに聞く晴。
「だって、………弟子ならなんでも言うこと聞くだろ?こいつイラつくから思う存分遊んでやろーと思って」
…は?
な…な、なっ!なにぃぃぃぃ!!?
まさかそんな裏があったとは…!!
目の前にいる総長さんは私の顎をぐいっとして、
「…げっ、」
「これからよろしくな?下僕さん??」
ニヤリと意地悪く笑った。
「下僕じゃなーーーーい!!!…あ、晴の下僕にならなりますけど!!」
私がなるのは弟子だ!
「何言ってんだよ…」
呆れたように言う晴を見つめる。
私の悲鳴にも似た叫び声はでかい倉庫に響き渡った。