晴空のようなあなたに恋をした



「改めてお願いしてもいいか?」






少し弱々しい、らしくない総長さんが言った。





「あったりまえですよー!だって私はここの弟子なんだから!!総長ならバシーっと私に命令してください」






「…ふっくく!やっぱお前おもしれぇ奴だなー。あ、その敬語俺にずっとしろよ?気に入ったから」





普段、総長さんはこのメンバーには敬語使われないから新鮮なんだと…。




「嫌!私の見せ場では敬語を使おうと思うけど、普段ポンコツな総長には敬語なんて必要ありませーん!!」







はっはっはーっ!と笑いながら総長さんに宣言したら、




「てっめぇ!いい度胸だな!?よし、いっぺんシめるからこっち来い」




女に絶対向けてはいけないほどの目つきを私にお見舞いしながら手をぼきぼきならせてる本気モードの総長さん。


< 99 / 171 >

この作品をシェア

pagetop