記憶(仮)
柚葉Side
「失礼します。鈴華(すずか)お嬢様。」

「どうしたの?柚葉」

「はい。先程私と戦った方が目を覚ましたのですが…どうやら記憶を失っているようなのです。そこで…「私に決めてほしいってわけね。」

「は、はい。すみません。迷惑おかけして…」

「いいのよ。従者のわがままも少しは聞いてあげないとね」

「ありがとうございます」

移動中…


「…そういえば、彼ってどのぐらい記憶失ってるの?」

「ほとんどですね…自分の名前すら憶えていませんでしたし…」

「倒れるとき、頭打ってた?」

「いえ。そんな感じはしなかったですけど…私の攻撃で、頭から血を出していたので…わからないです」

「まあ、話をきいてみればわかるわ」
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