kill.~殺す偏~

でも、そんな本心なことは言えるはずなく..

「はい、私も弘治さんが居ないなんて寂しいです。だからこれからも私に会いに来て下さい」

なんて私が寂しそうに呟くと

「ははっ、当たり前じゃないか百合ちゃん。俺は妻よりキミの方ことを愛してるよ」


「本当に？そんなこと言ってもらえて私今すごく幸せだわ」

そう口にして笑みを浮かべると、彼は照れたように頭を掻いた。


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彼が帰り私の仕事も終わった。1日がとても長く感じる。

「百合」

この聞き慣れた声は【高瀬 來斗】たかせ らいと

私の幼馴染でホストの彼だった。

「來斗今仕事終わったの？」

「おう、 ーーっあのさ。」

何かを言いたそうに口ごもった來斗が気になる

「何？どうしたの？」