君に会いたくて


紗枝が俺に好意をもっている?

亮太の彼女なのに?



そんなおめでたい話、あるわけないだろう?




「ごめんね、亮太くん。お姉ちゃんにはちゃんと言っておくから」




まだしゃがみこんでいる亮太の頭を撫でながら、紗枝はにこりと笑っていた。



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