全部君だけ。
けど、君の言うことに逆らえなくて、





結局私は君の名前を呼んで、毎日、君のことが好きになる。




「み、瑞稀くん…」




「ん?何?」




「今日ね、課題が出たよ。」




目を閉じながら話を聞く君。




どれだけ眠たそうでも私の言葉に返事を返してくれるから、君は優しい。




「そうなんだ。」




「うん、先生探してたよ?またいないのかーって。」




「午後は眠たくなるからお昼寝してた。」




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