全部君だけ。
バカだから私が迷ってここに来たのがはじまり。




たくさん本がある!って1人ではしゃいでたら、瑞稀くんが来た。




クラスが元々同じだからお互いの名前は知ってるけど、今まではそれだけだった。




なのに君は




『いいよ。結衣ならここに来ても』




『名前で呼んで。』




って、優しい言葉で私に笑いかけてくれた。




あの日から今日までずっと、私は放課後に瑞稀くんに会いにいく。




嫌われるまでは、そばにいたいなんて思ってるのに…




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