涙がこぼれないうちに
「咲葵ちゃん!おはよう!」

声をかけてくれたのは数少ない知り合いだ。
南野 あずきという名前の彼女は遅れて転校して来た。おかげで友達作りに出遅れてしまったらしい。だからか、咲葵を気にかけてくれている。たまにお見舞いに来てくれる。
しかし咲葵にとってはあずきは知り合いだった。周りから見れば友達なのかもしれない。一般的にその関係を友達と呼ぶのかもしれない。それでも咲葵はあずきを友達と呼んだなら心を許してしまいそうだ。
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