いつかすべてを忘れても、あなたがこの恋を思い出させて
目が覚めると、暖かな光が差し込む
優花は鏡の前に立って、制服のリボンを結んだ。
「よしっ!今日から恋も友情も勉強もがんばるぞ」
教室の前についた優花は緊張しながら、ドアをいきよいよく開けた。そこには、知り合いはあまりおらず、重々しい足取りでゆっくりと自分の席についた。
ぐるりと教室を見回していると、自分と同じように一人で席についている女の子に声をかけた