ミスマッチ!? ~私、年下の週末ファーマーに恋しました~
両目をパチパチさせながら、知らないうちに、心臓がある左胸あたりを両手で押さえていた私に、犬養くんも、最初の方こそ、「ビックリしたー」って顔をしていたけれど、すぐに私を安心させるような笑顔を見せてくれた。

こ、これっ!この笑顔がたまらなくステキなのよ!
しかも今、犬養くんは、「私」に、あの笑顔を見せてくれている!
もうそれだけで、私・・・幸せ。ここに来た甲斐があったわぁ、と満足感に浸りきっていた私と、状況がよくのみ込めてない父に、「町田さんとは同じ職場なんです」と簡単に説明してくれた犬養くんが「じゃ、早速始めましょうか」と、その場を仕切ってくれた。

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