結婚のその先に
「栞菜。頑張りなさい。」
「…はい。」
「頼んだぞ。」
「はい。」

この結婚が家のためのものだと改めて思い知らされる。

愛とかお互いの幸せのための結婚じゃない。

たくさんの人の生活や利益のための象徴でしかない。




栞菜の目から涙が流れた。
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