結婚のその先に
するとそこには「栞菜?」翠と啓吾がいた。


一瞬怯んだ栞菜は担当者に「高宮さん」と呼ばれてまっすぐ前を見て会議室に入った。


取引内容の検討をしてもらえることになり栞菜は会議室を出た。「よろしくお願いします。」そう頭を下げて会社を出ると啓吾が立っていた。


栞菜を見る啓吾はいつものようには微笑んでいない。

腕を組み少し怖い顔をしている。
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