結婚のその先に

「また、取引先を藤崎、高宮とわければそれだけの手間と人件費がかかりますが窓口を一本にさせていただきます。」
「窓口はどちらになるんですか？」
「高宮です。これまで、御社との取引は高宮の方が割合も大きく長くお世話になっています。高宮が窓口になり今後も取引を続けさせていただければ今までよりも２０%以上の利益向上をお約束します。」
栞菜は啓吾を驚きの目で見つめていた。

啓吾の考えは栞菜の予想を飛び越えていく。


飯村物流もすんなりと取引に応じた。