結婚のその先に
「俺は自分の想いばっかりで栞菜の気持ち、ちゃんと考えられてなかった。日本に帰って改めてそう感じて…決めてたんだ。栞菜が別の幸せを望んだら、その時は栞菜の手を離そうって。」
栞菜は啓吾も同じ気持ちだったことにはじめて気づいた。
「決められた結婚で、1番自由に恋愛できる時期を俺が奪った。栞菜の人生をちゃんと歩めるようにしたかったんだ。だから、栞菜が歩み始めたらその背中を押すことが俺の役目だと思ってた。」
啓吾が自分のことをどれだけ大切に想ってくれていたのかが伝わり栞菜は泣きはじめる。
「なのに、いざ栞菜と暮らして、ふたりの時間が増えたらどんどん欲張りになった。栞菜の過去も今も未来もほしい。ずっとそばにいたい。誰にも栞菜を渡したくない。」
栞菜は啓吾も同じ気持ちだったことにはじめて気づいた。
「決められた結婚で、1番自由に恋愛できる時期を俺が奪った。栞菜の人生をちゃんと歩めるようにしたかったんだ。だから、栞菜が歩み始めたらその背中を押すことが俺の役目だと思ってた。」
啓吾が自分のことをどれだけ大切に想ってくれていたのかが伝わり栞菜は泣きはじめる。
「なのに、いざ栞菜と暮らして、ふたりの時間が増えたらどんどん欲張りになった。栞菜の過去も今も未来もほしい。ずっとそばにいたい。誰にも栞菜を渡したくない。」